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尖圭コンジローマは性器の周囲に、鶏の鶏冠状のいぼが出来る症状が見られます

2020年05月21日

皮膚の表面に発症する性病には性器ヘルペスが知られていますが、尖圭コンジローマも国内で感染者・患者の多い病気なので注意が必要です。この病原体はヒトパピローマウイルスで、感染すると皮膚に腫瘍を発症して表面に多数の突起物(イボ)が生じます。イボは無痛性で痛みはありませんが、悪化すると性器の周辺や臀部の広い範囲が小さなイボで覆われてしまうことがあります。

病原体のヒトパピローマウイルスには150種類以上が見つかっており、これらのうちの数種類が尖圭コンジローマを生じさせます。尖圭コンジローマのイボの多くは良性腫瘍ですが、ウイルスの種類によっては悪性腫瘍(皮膚がんや子宮頸がん)を起こすものがあるので注意が必要です。子宮頸がんを予防するためのワクチン接種が実施されていますが、ワクチン接種を受けることで尖圭コンジローマを起こす一部のウイルスの感染を防ぐことが可能です。

尖圭コンジローマは体の外側の皮膚だけでなく、性器の内側の粘膜にもイボができる場合があります。外性器にイボができる場合は形状がさまざまで、小さなイボが多数集まってカリフラワーのような形になります。性器の凹凸の部分に多数のイボができるとひだ状になり、ニワトリのとさかのような形(鶏冠状)の病変を生じることもあります。

尖圭コンジローマのイボの多くは無痛性で痛みなどの自覚症状が出ないため、最初は気がつかないケースが多いです。外性器に多くのイボができると違和感を感じたり患部を目で見て変化に気づき、発症したことが分かります。場所によっては性交渉の際に病変部が擦れて出血することがあり、切れた時の痛みで発症したことに気づく人もいます。

尖圭コンジローマのイボは痛みなどの自覚症状が出ないケースが多いので、放置し続ける人も少なくありません。治療を受けずに放置し続けて自然に治癒する場合もありますが、逆に悪化して性器や肛門の周辺が多数のイボで覆われてしまうおそれもあります。発症してもイボが痛みや痒みを感じるケースは少ないですが、場所によっては皮膚の表面の突起物が性交渉の際に支障をきたすことがあります。

尖圭コンジローマは放置し続けても必ず自然治癒するとは限らないので、症状が悪化する前に早めに病院で診察を受けて治療を受けることが大切です。病院では検査が行われますが、尖圭コンジローマの場合は医師が患部を目視で確認して判断します。形や発生した部位を見ればすぐに判別することができるので、セルフチェックで見つけることも可能です。